・動き出す心

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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ それから、 オリエンテーションがあり、先生の話やら何やらまあとにかく色々と過ごして あっという間の晩御飯。 明『おい陸!から揚げくれよ♪お前から揚げ嫌いだったろ?』 ………イヤ、一回も から揚げ嫌いだなんて 言ったことないんだけど; 明『なあなあくれよ☆』 「………」 よしっ! 俺は皿からから揚げを箸で掴み口に入れた。 ―――ゴクリ。 わざとらしく飲み込む効果音をつけ、明を見ながら言った。 「残念ながらから揚げは俺の胃袋に行ってしまったよ」 明『…俺の……から揚げ』 イヤ、 いつお前さんのから揚げになったんだ? ―――――――――――― 場面は部屋に変わり、 明『――…そしてA子さんは後ろを振り返りました…』 明は暗い部屋の中、持参してきたであろう懐中電灯を自分の顔に当て、 低い声で語っている。 「………」 これは明いわく 怖い話だそうです。 明『^キャー―ッ^!』 そしていかにも男声の叫び声を出し、 明『A子さんは、幽霊に殺されてしまいました…あぁ、可哀相可哀相…。』 人物A『怖くないですね』 人物B『つまらない。』 冬樹『………』 「………キャー…あぁ可哀相可哀相…」 明『………うぅ…』 冷たいコメントを浴びた明は布団の中に潜って拗ねてしまった。 餓鬼かっつーの。 ・
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