792人が本棚に入れています
本棚に追加
静かな廊下に、ドアを閉める音が響いた。
――カチャリ―…
「何で部屋にトイレついてないんだろ…」
そんな文句をつけながら、長い廊下を歩いた。
トイレの場所は、俺の泊まっている部屋から6部屋越えた所にある。
「ぁー…さみぃ~…」
まだ春の夜は
室内でも寒い。
そして数分もたたないうちにトイレについた。
―――――――
―――――
そしてようを済ませ、部屋に戻ろうとした時、ある場所が目に止まった。
トイレの反対側に、
広めのベランダ…
というよりはテラスがあり、そこに抜ける扉が開いていた。
「………」
こんなとこが開いてるから寒いんだよ…
ったく誰だ、開けた奴
扉を閉めようとドアノブに手をかけた時…。
「………あ」
ふと目に入った。
真っ黒な夜空に
たくさんの星がちりばめられていて、その間を
流れ星が落ちていった。
「………流れ星」
流れ星
もし、
・
最初のコメントを投稿しよう!