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「…そう…なのかもな…」
結局、その程度の
友情だったのか…？
「……その彼女とは会ってないのか？」
冬『…こないだ、駅で見かけた。でも、声なんてかける勇気すらなかった。』
「……まだ…、好きなんだろ？」
冬『………好きだよ。』
「じゃあ、気持ちだけでも言った方がいいんじゃないか？」
なんて…、恋愛経験なしの俺が言える事じゃないけど
冬『……でも…さ…』
けど、
恋は知っている。
「…伝えないと、もし二度と本当に彼女に会えなくなったら、」
会えなくなったら
「………残るのは」
冬『……』
「…………後悔だけだ。」
そう、残るのは
後悔だけ―――…。
天国にいってしまった人へには
想いは伝えても
届かない。
後悔だけだ。
冬『………山西…？』
「………何？」
冬『…お前こそ……何か悩んでるだろ？』
悩み？
悩み…か…
「ﾊﾊﾊ、俺の悩みなんて知っても何もならないよ」
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