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集合場所に着き、イロイロと長たらしい話が済んだ後
近くの川に向かった。
川沿いは小さな土手になっていて、犬の散歩コースに使われている様だ。
明『陸!腹減ったっ』
「………あー」
明『朝飯あれじゃ足りないよな!?』
「……あー」
面倒臭いな…
明『………。なぁ、』
「……あー」
明『……聞いてる?;』
「……あー」
明『………』
「……あー……」
その後、しばらく沈黙が続いたが、明はビニール袋を持ってどこかへ行った。
「……」
ガザガサ…
俺も無言でゴミをビニール袋に入れていく。
そして、ふと
川に目をやった。
ザアァァ――――…‥
この川は、
あの海につながっている。
あぁ、何でだろう
嫌な気持ちになるどころか、落ち着く。
とても、懐かしく温かく思えてくる。
――――――――――――
Side~梨乃~
何で合宿にまで来てゴミ拾いなんだろう…?
そんな疑問を頭に浮かべながらも、私は仕方なくゴミ拾いを始めた。
『………』
あ、あれ?
山西くんだ。
前方には、ゴミを拾う山西くんの姿があった。
へぇ―…意外
ちゃんとこういうのする人だったんだ…
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