第3章・暗闇への光

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何か、すごい。 太陽の光に照らされて ゴミ拾いの手を止め、 川を見つめる姿。 清々しい表情までして ゴミ拾いしているのに、彼がとてもキレイに見える。 梨『……絵になるなぁ…』 彼には引き寄せられる。 何故? 見とれてしまう。 何故? ねぇ、何故 私は彼に 胸をならしているの…… ―――――――――――― Side~陸~ 川を眺めていると、冬樹が話かけてきた。 冬樹『山西、』 「……ん?」 冬樹『…何か…土手の上でお前見てる男いっけど…』 ?………男? 「………?」 誰だ? 俺は冬樹の指す土手を見た。 あ…あの制服… 佐伯学園だ―…‥ 俺を見つめるそいつと目が合った。 「………………緒方…」 ・
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