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あーあ…
もう……
暫く歩いていると、ゴロウがいきなり吠え出した。
葵『?ゴロウうるさいよ?誰かいるの?』
>>>ワンッワンワンッ
あれ…?
ゴロウが吠える方向からは見覚えのよくある顔と、見覚えのない顔が並んでいた。
見覚えのある顔は大樹(だいき)だ。
大樹は私の男友達。小学校から一緒で、今年の春から通う高校も一緒。
何で一緒かって?
偶然と言いたい所だけど
私が大樹と同じ高校に行きたかったから。
ここまで言えば、だいたい分かるかな?
私は大樹が好きって事。
大樹は鈍感だから気付いてないけどね;
葵『だーいきっ!!』
私は大樹に向かって小走りで駆け寄る。
向こうも気付いた様だ。
大『おう!葵。』
?「……」
あ……そういえば、
葵『この人誰?』
私は大樹に一緒にいる人を聞いた。
大『あぁ、友達!¨陸¨っつーんだよ。同じ高校だぜ』
「……」
私はそれを聞くと陸という人の顔を覗いた。
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