第3章・暗闇への光

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そして大樹も静かにお勉強道具をかばんから取り出し…ではなく携帯電話を取り出した。 「……」 大樹『……はぁ……』 そしてため息をつく。 「……」 ワシワシワシワシ… そして頭をかく。 大樹『……ちっ…』 そしてさらに 舌打ちをする。 「………」 大樹『はぁ……』 「……大樹;」 大樹『…何?』 「…さっきからため息したり何なりなんなわけ?」 大樹『………なあ陸…』 「………あ?」 大樹『付き合うって…スキだけじゃダメなんかな…』 ………へ?; 「岡本と何かあった?」 大樹『………いや、何かあった…っつうか…』 「………」 大樹『…フラれそう…みたいな…?』 いや…何かあったんだろ; つか、みたいな?って… 何故に疑問形…? ま、とりあえず… 「……ドンマイ。」 大樹『え!?ドンマイとか冷たい奴だな!』 冷たい奴とか言われてもなぁー… 「…だって俺別に関係ないし?」 大樹『……陸、お前は恋愛をしたことがあるか?フラれたことあるか?なあ、あるか?!』 んー… 恋愛…恋はあるが付き合うとかはないな… フラれた…フラれる前にフラれてるようなもんだったな… 「ない。」 大樹『…陸、』 「…何」 大樹『恋愛について教えてやろう』 「いや結構。」 大樹『……そんな即答で断らなくても;』 だって、何か変な方向いきそうだし(゚゚) ・
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