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そして大樹も静かにお勉強道具をかばんから取り出し…ではなく携帯電話を取り出した。
「……」
大樹『……はぁ……』
そしてため息をつく。
「……」
ワシワシワシワシ…
そして頭をかく。
大樹『……ちっ…』
そしてさらに
舌打ちをする。
「………」
大樹『はぁ……』
「……大樹;」
大樹『…何?』
「…さっきからため息したり何なりなんなわけ?」
大樹『………なあ陸…』
「………あ?」
大樹『付き合うって…スキだけじゃダメなんかな…』
………へ?;
「岡本と何かあった?」
大樹『………いや、何かあった…っつうか…』
「………」
大樹『…フラれそう…みたいな…?』
いや…何かあったんだろ;
つか、みたいな?って…
何故に疑問形…?
ま、とりあえず…
「……ドンマイ。」
大樹『え!?ドンマイとか冷たい奴だな!』
冷たい奴とか言われてもなぁー…
「…だって俺別に関係ないし?」
大樹『……陸、お前は恋愛をしたことがあるか?フラれたことあるか?なあ、あるか?!』
んー…
恋愛…恋はあるが付き合うとかはないな…
フラれた…フラれる前にフラれてるようなもんだったな…
「ない。」
大樹『…陸、』
「…何」
大樹『恋愛について教えてやろう』
「いや結構。」
大樹『……そんな即答で断らなくても;』
だって、何か変な方向いきそうだし(゚゚)
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