第3章・暗闇への光

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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ Side~葵~ 梨乃、梨乃は… 可愛くて 頭良くて 優しくて… 明るくて… 憧れるほど、私にとって完璧な女の子だった。 でももう、それは過去のこと。 だって私は、梨乃に裏切れたんだもん…。 友達なのに、大樹好きなのも言ってくれなかった。付き合い始めたのも 言ってくれなかった。 何で……? 私は1人浮かれて大樹を好き好き言って… 梨乃は大樹が梨乃を好きなの知ってて笑ってたのかな? もう…イヤだよ… 何で…何も話してくれないの?梨乃、何で? 葵『…今度…梨乃に聞こう…』 "何で、私に心を開いてくれないの?" "何…大樹と付き合っちゃってるの…?" あぁ、とんだ我が儘だ… ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ Side~梨乃~ 私は、私がわからない。 何をどうしたいのか、よくわからない。 でももう、いろいろと限界なんだよ… "家の事"も"恋愛"も 限界だよ… 神様、お願いです。 どうか私を自由にして下さい。 楽にして下さい。 1人にして下さい。 誰も知り合いのいない土地へ、連れていって下さい。 あぁ、人は何故 悩みがつきないのだろうか 誰か私を楽にして…。 誰か… 私に光を下さい。 `
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