・窓の隙間から

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・・・・・?? なに?? 頬にあたるそれを確認する。 ・・・・・・ココア? 「…なに、泣いてんの」 胸が鳴る。 梨『……泣いてない…ッズ』 「へぇー…」 山西くんは私の隣に腰を下ろすと、お茶のペットボトルのキャップをあけた。 そしてさっきまで私の頬にあてていたココアを私の前に差し出す。 梨『………え』 「・・・まぁ、何で泣いてんのかは聞かないけどさ、とりあえず飲みなよ。あ、ココア無理だった?」 何も、聞いてこないんだなぁ… そっと、隣にいてくれて あぁ、そうか…山西くんは、優しいんだ…。 梨『…ううん、ココア大好き。ありがとう・・・』 私は山西くんからココアを受け取った。 温かい。 誰かの温かみを感じた。 山西くんの、温かみを…。 ・image=303043335.jpg
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