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―翌日―
Side~大樹~
横澤『だーいきっ』
げっ;また出たぁー!;
大樹『な…;何かな?;』
俺は昨日をきっかけにかなり横澤が苦手になってしまった。
昨日、なかなか帰してもらえなかったし。
結局6時まで残らされた。
横澤『買い出し頼まれたんだ!一緒に行こっ♪』
大樹『は?他の奴と行きなよ;』
てか"行こう?"じゃなくて"行こっ♪"って…
何勝手に――…;
横澤『えーーっ!ヤダよっ大樹と行くって決めたの!』
意味わかんねー…
大樹『俺と行くって誰が決めたんだよ』
横澤『めぐが決めたの!!ね?いいでしょ??じゃっ行くよ♪』
……はぁ…
―――――
―――――――
その頃、陰で―…
『ねー最近めぐの奴調子のってない?』
『あー!私も思った!!やたら大樹にベタベタしてさぁ~。なに抜け駆けしてんだよ』
『だよねだよね~。何かムカつく!大樹は皆のモノなのにさっ!』
『……いたいめ観ないとわからないんだよ。ちょっと、懲らしめてやろっか…』
――――
―――――
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
あ~…
朝から嫌な奴に会っちゃったよ…
昇降口玄関の下駄箱の所には、横澤めぐがいた。
………つか、何で突っ立ってるんだ…?
行きづらいじゃんかよ…
けれどそこに行かない事には上履きが取れないから、横澤の方へ向かった。
すると、横澤が口を開いた
横澤『……っ…なに…―…これっ?!』
大樹『……?』
なんだ?
俺は横澤の下駄箱の中を見た。そこには…
泥水で汚れ、カッターの様な物でズタズタにされた上履きがあった。
大樹『…―――え』
これって―…
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