・君の温もり

6/19
前へ
/244ページ
次へ
大樹『……"そうだね"って…』 梨乃『……ズルイ人間なんだよ私。…知らなかった?』 大樹『………』 ズルイから、 大樹に恋したわけでもないのに、大樹に甘え、付き合えた。 ズルイから、 簡単に、無理とか言えた。 大樹『………本当は!本当は他に男できたんじゃないのか??だろ??じゃなきゃ梨乃が無理だなんて言うはずない…』 梨乃『………大樹、違っ』 大樹『そーなんだろ?陸か?!陸だろ!あいつ自分の好きな女と梨乃を重ねてんだよ絶対!!梨乃っ、騙されてるよ。』 大…樹…? 大樹『…あ…まさか…梨乃から陸に言い寄ったのか?なぁ!なんとか言えよ!なぁっ梨乃!!』 大樹は、なにを言っているの………? ねぇ、大樹……? ガシッ― 大樹は私の両肩を揺さぶりながら問い掛ける。 大樹、だから… もう、無理なんだよ… 梨乃『……大樹……』 大樹『………』 梨乃『……別れよう。』 ・
/244ページ

最初のコメントを投稿しよう!

792人が本棚に入れています
本棚に追加