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明『陸!注文!焼きそば2つ追加!!』
「…了解。」
文化祭。
文化祭…
………文化祭。
あっという間の文化祭当日
文化祭終わったら一体何が待っていることやら…
明『陸!作者はこの先のストーリーを考えていないらしいぞ!』
「…ふーん…。明、はい焼きそば2つ。」
明『うぇいっ!サンキュ』
明はビニール袋に入った焼きそばを俺から受け取ると、お客さんに渡した。
明『いやぁ~いいね文化祭は。可愛い女の子がたくさん来る♪』
「よかったな」
明『よかったなって、お前は嬉しくねぇのか?』
「どうでもいい。」
明『あぁーっ彼女欲しいなぁ♪彼女!』
………彼女…か
そういや俺、彼女いたことねぇな…。
…――キャハハハハッ…―
あぁ、うるさいのが来た。
屋台の中で、焼きそばを詰める係担当の俺は、前を通る他のクラスの女子に目をやった。
……………
その女子の中には、
…―――大樹。
大樹『あれ、陸じゃん。焼きそば売ってんだ?』
「まあ……」
女子『ねぇ大樹ダレ~?その人。友達?』
大樹『うーん、友達。』
女子『カッコイイね~、名前何?つか何組?』
「…B組、山西陸。」
名前を言うと、女子達は黙り込み、俺の顔をまじまじと見つめる。
な……何なんだ…;
女子『噂通りだぁー☆知ってるよ~、カッコイイってよく名前聞いてる!』
「あー…はい…」
女子『彼女いないの?』
「いない」
『えーっ嘘ぉーっ信じらんな~い!』
『まじで、じゃあユウカ山西陸くん狙っちゃお!山西くんメアド教えて☆』
………彼女いると答えるべきだった…。
大樹『やめといたらー?陸ホモだから!ウヒャヒャ♪』
「…誰がホモだよ…」
大樹『陸、焼きそば1つプリーズ』
「………」
話した感じには、変わらないな…。
大樹…。
女にだらし無くなったという噂は、まだ聞いていなかったことにするよ。
だから、ただの噂のままでいろ。
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