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いや、少しじゃない。かなり刺激的で
見たくなかった と思った。
俺はその場にいることも、その場を通り過ぎることもできなくて
足をアパートの方へと引き返した。
しかし後日、
大樹はこないだの子とは違う女を連れていた。
前と同じように、2人で大樹の家までへと向かう。
俺はそんな大樹を、ただ遠目に見ることしかできなかった。
――――――
――――
Side~葵~
葵『大樹っ!』
大樹『おー葵。何?』
葵『今日帰り空いてる?』
大樹『あ~んと…多分空いてるよ。』
葵『よかった、じゃあ放課後ちょっと付き合って』
大樹『わかった~』
近頃大樹には噂がある。
女関係でだ。
その噂はちょうど梨乃と別れてから数日たった頃だろう。
それに雰囲気も変わった気がする。
その噂について、大樹に聞いてみることにしたのだ。
だって、大樹は私の好きな人。
あんな噂の人間に、なってほしくないから。
けれど、
何故?
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