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時間は、待ってはくれやしない。
動き始めた運命に
ただ俺達は、
操られるがままに
生きている。
――――――――――――
Side~葵~
大樹とはあの日以来、前のように仲良くはできていない。
そう、あの日以来…。
私はあの日、大樹に女関係について聞いてみた。
葵『ね、大樹。嘘つかないで答えてね?』
大樹『ん~何ぃー?』
葵『大樹最近女の子取っ替え引っ替えしてるって噂あるんだけど、違うよね…?』
¨違う¨。
その言葉を待っていた。
けれど、大樹から返ってきた言葉は
正反対で。返事を言った大樹の顔は、今までとは
違っていた。
大樹『……まあ、違わないかなー…取っ替え引っ替えはしてないけどね』
こんなに、
気持ちの軽い大樹。
私は、知らない。
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