第4章・操られるがままに

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私は止めた。 女の子が可哀相だと。 好かれてもないのに大樹に抱かれる女の子が可哀相だと。 抱いた女の子達には謝って、関係を切りなよ。と。 けれども、大樹は ¨じゃあ、誰が俺を好きでいてくれるんだよ?誰が俺に温もりくれるよ?!¨ ¨そんなの私が好きでいるし、温もりだって…¨ この話の流れで、 まさかあんな事をしてしまうなんて、思いもしなかった。 それから、 大樹の家を後にしようとした時、大樹から言われた。 私が、聞きたくなかったセリフを 意図も簡単に言った。 『…葵…。…今日の事は、忘れてくれ…頼む。』 バカな大樹…。 最低な大樹…。 こんな事、忘れられる  はずがない。 葵『……じゃあね、大樹』 大樹『……葵!!』 葵『……何?』 大樹『………ごめん。悪かった…本当に……。』 ¨ごめん。悪かった¨ 謝るぐらいなら、何故抱けたのよ…。 何故、私を抱いたのよ…? ・
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