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結婚してからも
きっと、
あなたへの想いで
胸が締め付けられる。
山西くんに、出会わなければよかった…。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
Side~陸~
枕元で鳴り響く
ジリジリとうるさい目覚まし時計を、手探りで止める。
「………はぁー…今日からまた学校か…眠いな…」
俺は大きな欠伸をすると、ベッドの上でしばらくぼーっと座っていた。
夏休みのおかげで、俺はすっかり休み癖がついてしまったようだ。
しかしダルイながらも学校は行かなくてはいけない。
クリーニングに出して、返ってきたまま放置してあった制服を着る。
しかしまだ夏休み明け。
かなり暑く、ネクタイが欝陶しくて、より一層に暑さが増す。
そういえば、夏休みの間、全くも大樹を見ていない。
もう、女遊びに飽きていればいいけれど…。
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