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先『本当に、この進路でいいんだな?』
「…はい」
先『…もう変更はできないからな?』
「…わかってます。」
俺の名前は山西陸(やまにしりく)。高校入試まであと2ヶ月…。
俺は行こうとしていた隣町の高校ではなく、
神奈川県の高校に行くことにした。
俺の住んでる町は小さな町で、周りは海と山で囲まれている。
人口も少ないため、高校は隣町に行かないとないのだ。
先『まぁ、よかったよ。地元を離れてしまうのは悲しいが…あんな事があってもちゃんと自分の未来を決めてくれて。』
自分の未来を決めて…か
違うな…
「…事実を受け止めたくないだけですよ…。」
先『…山西……、先生は何もできないが…頑張って生きなさい。』
「……はい。」
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