・君という幻

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そういえば大樹は何色なんだろう? 大樹バカそうに見えてこの高校受かったって事はまぁ悪くはないだろうな… そんな事を考えながら洗面所に向かい、髪を軽く整える。 といっても、WAXなどは使わない。 WAXをつけても、髪質的に何の意味もない。 だから簡単にブラシでサッととかす。 「…そろそろ家出るか。」 そう口を漏らしながら鞄を持って玄関へ向かった。 「おっと!…いけね」 すっかり忘れてた…… 俺はガス栓、窓の鍵が閉まっているか確認をした。 「…行ってきます」 …って…誰もいないんだっけ; >>>ガチャン… >>>カチャ―リ 鍵を閉めると、アパートの階段をゆっくり下り 大樹の家へと向かった。 ・
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