・君という幻

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「………遅刻…だな」 大樹『……ごめん…陸』 はぁ…… 俺はため息を着くと軽く小走りをした。 大樹が俺の後をついて来るのがわかる。 大樹『まじごめんな!待ってないで先に行っててくれても…っ…ハァ…よかった―のに!』 「――どうせ待たなかったら後で…文句言うくせして何言ってんだ!それより本気で走るぞ!入学早々遅刻はしたくねー」 俺は大樹に向かいそう言うと、学校に向かっておもいっきり走った。 自慢じゃないが卓球以外はある程度スポーツはできる。何で卓球は?って?だって卓球の球軽すぎるんだよ。まぁ持久力があるのは間違いない。 現に中学の頃バスケ部だったらしい大樹と距離が結構でている。 話がそれたが、少し息を切らしながらも、学校が見えてきた。 そして走りながら腕時計に目をやった。 ………8:39 無理……か…――― でも遅すぎるよりかはマシだろう。 どちらにしろ遅刻だが… そして学校に着くと時間は8:42。 先生が教室にまだ来ていなければ遅刻にはならないかな… でも流石に初日だ。 先生も早く教室に来ているだろう。 ・
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