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嘘だ………
美羽は死んだはず…
じゃあ………
何で目の前に
美羽がいるんだ?
俺は目を見開き、口をわずかにポカンと開けた。
信じられない。
いや………
違う。
俺は見つめていた¨美羽¨が少しずつ薄れてゆくのがわかった。
そこから覗いた顔は確かに美羽と似ていたが
違う。
美羽じゃ…………ない。
俺……どうしたんだ?
いったい…
どうしたんだ?
だって美羽は死んだから目の前に美羽がいるわけがないんだ。
そんなの普通にわかる。
けれど美羽だったら。
と思い彼女を見つめた俺。
本当に………
どうしたんだろう…俺は…
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