・君という幻

19/19

792人が本棚に入れています
本棚に追加
/244ページ
りの『…あ、……そうですよね。すいません…』 「…………」 彼女は悲しそうに視線を机に落とした。 何やってんだ…俺。 しかし何故だろう。 やはり懐かしく思える。 美羽に似ているからか? いや、違う。 美羽に似ているからとかじゃないこの気持ち。 なんだろう。 そして先生が明日の連絡を話しだしたからか、彼女は俯いていた顔を先生に向けた。 俺はまた、見つめてしまい 俺は美羽に似ている君に、 いや、美羽の幻に見えた君に、 俺は……… 胸を締め付けられた。 ・
/244ページ

最初のコメントを投稿しよう!

792人が本棚に入れています
本棚に追加