・知っている感情

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大樹『彼女と帰るから♪』 あぁ、なるほど… 「ふーん。じゃ、ごゆっくり。」 俺は適当に言い、歩き出すと、大樹が俺の肩を掴み抑えた。 大樹『まあまあまあ、待て待て★俺の自慢の彼女紹介させろよ』 はぁ、面倒臭いな 「別にいいよ。興味ねー」 大樹『まあまあ。お!りぃ~の!!帰ろうぜ♪』 ?『うん。帰ろ』 俺はその声に聞き覚えがあった。 やはり… 隣の席の¨おかもとりの¨は、大樹の彼女の ¨りの¨という子だった。 りの『あれ?えっと…山西君…?』 大樹『あ、陸と同じクラスか!陸は俺のダチなんだ』 りの『あ、そうだったんだ、よろしくね』 「……よろしく」 俺は笑いながらよろしくと言ってくる彼女に 冷たく答えてしまう。 何故? 何故か、それは、 わかっていたから。 美羽に似ているからは関係ないこの感情が。 ・
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