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住む場所は、おふくろの知り合いの家の近くのアパート。
その知り合いの家の息子、野島大樹(のじまだいき)とは何回か会ったことがあり、結構仲が良い。
それに大樹も同じ高校らしいから、安心だ。
それより俺は、
早くこの町から出たいが一心だ。
ここにいると…毎日毎日自分を責めたくなる。
気がおかしくなる。
俺は、受験が終わったら過去を捨てて違う未来を描こうと心に決めた。
過去の出来事から逃げているだけだけれど…
逃げなくちゃ…
俺自身が壊れてしまいそうだから。
「…じゃあ、勉強してくるよ…」
母『頑張ってね。』
おふくろの言葉を確認して自分の部屋へと戻った。
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