第2章・友情と恋

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考えれば、梨乃だって言う機会くらいいくらでもあった。なのに何故、 梨乃は言ってくれないの? そしてもう、この時から 梨乃に対する感情が だんだんと 変わり始めていた。 嫉妬や、絶望感に。 私は醜い… ―――――――――――― そういえば、梨乃と陸とやらは同じクラスらしい。 というか同じクラスと大樹に聞いた。 そしてやはり私の予想通りだ。陸とやらはかなり………………モテている。 私のクラスの女子達は朝早く来て、登校して来て廊下を歩く陸とやらを見ている。 あー…陸とやらって長いね 陸でいっか… そして今日も陸を待つ女子グループ(私の友達)。 友1『陸くん遅いなぁ~』 友2『早く来てくれし…。もうヤバイってあの顔』 友3『だよねだよね~♥まじカッコイイわぁ…彼女いるのかな』 友4『あぁ~…いるんじゃない?カッコイイもん。てかクールだよね』 友2『クールだよね。ニコリともしないし』 友1『でもそういえば前、葵の男友達の大樹って奴といたよね?』 友一同『『『………』』』 友達の視線が私に向けられた。 葵『………な、何?;』 ・
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