第1章・新たなる生活

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>>>チチ…チチチチチ…チュンチュン 「それじゃ母さん。行って来るよ。」 >>>チュンチュン ただ今、am5:30。 天気は…今のところくもり 風は…心地いい。 母『…気をつけて…あと、何かあったらすぐ連絡しなさいね?わかった?』 「はい」 ここは自宅の玄関前。 まだ春休みに入ったばかりの空気は、何かが違っていた。 俺はおふくろから重くデカイ鞄を受け取った。 「…じゃあ。向こうに着いたら連絡する」 母『そう、待ってるわ』 今日は、15年間生きてきたこの町を離れる日。 俺は家と反対方向に足を踏み出した。 ・
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