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そして時間が経つ事50分。1時間目が終わり、私は今。1ーFと書かれたプレートがぶら下がっているドア前にいる。
大樹と陸はというと、1時間目が始まった時に廊下を小走りで息荒く走りすぎて行った。
まあ一言で言うと遅刻。
どうせ大樹が寝坊したんだろうけど。
F組の教室の後ろのドアに手をかけ、そっと開ける。
>>>ガラガラ…
けれど校舎は古い方だ。音は響く。勿論、その音で教室内にいる数人が私の方を見た。
『……。大樹!』
少し迷ったが、私はその場で教室には入らずに呼んだ。
大樹は……
女子に囲まれていた。
大樹『おう!葵!何だ?』
大樹はその中から私に気づき、周りの女子は¨誰よコイツ¨と言わんばかりの目でキツク睨んでくる。
怖っ………Σ(;□;)
てか痛いよ視線;
葵『あのさ、頼みがあって』
大樹『ん?頼みか?よおしっ!どんとこい!!』
どんとこいって…;
つかまじで痛い視線。
まだ睨んでくる;
大樹は本当モテるなぁ…
カッコ可愛いし…
背高いし…
絡みやすいから余計。
女子から人気でるんだ。
葵『陸とやらをうちの友達が紹介してくれって』
大樹『陸?紹介?』
葵『うん。イヤならいいよ。陸に聞いといてよ』
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