第2章・友情と恋

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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ Side~陸~ ―――――――― 確かに時は 動いている。 ――――― ――――――――― ただ今13時10分 教室、廊下、購買部…中庭にベランダ。 人がザワザワ。 人がワイワイ。 ったく五月蝿いぜ… そして何故か俺のクラス俺の席の前に立つ 大樹もザワザワ。 沖田葵もワイワイ…。 はぁ まったく… まぁ今が何の時間かというと一般的には昼休みという嬉しい時間だ。 でもって俺、山西陸にとっちゃ、とてつもなく、そりゃあもうどーしたってくらい面倒臭い時間である。 大樹『なあなあ陸!いいだろ☆可愛い女の子達が仲良くしたいって言ってんだぜ?♪』 葵『そうだよ!あんたどうせ彼女いないんでしょ?』 「………」 五月蝿い… 大樹『なあなあ☆タコさんウィンナーあげるからよ♪』 葵『馬鹿、大樹。タコさんウィンナーより卵焼きがいいよ!』 大樹『はあ?卵焼きよりウィンナーだろ?!ウィンナーのあの、カリっとして中から美味しい風味がじわりと…』 葵『馬鹿?卵焼きはいい感じに焦げ目のついたあとや、ふわふわな食感。そしてとろけるような味わい…』 「………」 何か勝手に語り出した… 俺、のけ者にされてるのは気のせいか? ・
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