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ドクン――――
静かな校舎にいる俺の中に
何かが揺れ動く。
ドクンドクンと――…。
「…………岡本…さん?」
少しふわふわとしたセミロングに大きな瞳を持つ彼女。
髪型さえ違ければ本当、
美羽に似ている。
りの『議長会議?』
「…あ…まぁ…」
りの『お疲れ様』
そう言うとニコリと俺の方を見上げる。
俺に………
笑いかけないでくれよ…
「あぁ…」
そういえば、彼女は何故ここにいるのだろう?
りの『バスケ部終わったかな?』
…………あぁ
そういう事か――…。
「大樹ならあと30分もすれば来るはずだよ…」
りの『!ありがとう。』
そして彼女はまたも、笑顔を見せる。
そのたんびに要らない動きが
胸を鳴らせる。
何故だよ…………
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