・揺れる想い

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あの後数分経ち、 議長会議で頼まれた資料をまとめる為に重たい足どりで家に帰った。 ところで、俺がいつ議長になったかって? まあ、 話は何週間か前に遡る…。 ―――――― ―――――――――― 時効は午後の授業に入る昼時。 俺のクラスは、5時間目がHRである。 白いチョークのうっすらと文字跡が残る黒板の前に立ち、長い髪を後ろの真ん中らへんで1つに結った担任の大林先生。 先生『それじゃあ、委員会とクラス議長を決めたいと思います。まず、議長。立候補者はいるかしら?』 しーん…―と静まり返り、先生から目を反らし、当てられない様と願うクラスメイト達。 そんな皆とは違い、俺は静かに先生を見ていた。 別に俺は指されないと思い込んで。 しかしその思い込みとは違い、先生は俺とある人物に話を振ってきた。 先生『う~ん……立候補者がいないなら先生が決めちゃうわよ?』 更に目を反らしたり机に顔を伏せるクラスメイト。 よっぽど嫌なのだろう。 ・
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