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何かの感情にか、
胸が強く締め付けられる。
苦しい…
なぁ、美羽 優…
苦しいよ…俺……
なあ―…
助けて くれよ
―――――――
――――――――――
辺りを見渡すと
周りは真っ白だったはずなのに
いつの間にか、
美羽の姿も無く、ガヤガヤと騒ぐクラスメイト達がカラオケ大会を開いていた。
外を見る。
周りは車やトラックが走っている…
あぁ、今は合宿に向かっていたんだっけ
俺は今バスの中。
隣は…副議長
岡本梨乃だ。
あの場所はいったい何だったのだろう。
梨乃『山西くん?大丈夫?』
右隣から聞こえてくる心配げな声。
「………え?」
梨乃『山西君、嫌な夢でも見た?』
「……え…いや…何で?」
梨乃『山西くん、うなされてたから…あと…』
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