アムールの街

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キツい事を言っているティエルノだが、間違ってはいなかった。それに怪盗を捕まえる為に、怪盗を待っているというのもおかしな話だ。 フレスコは、まだ痛む頭をさすりながら 「バカとはなんだ、バカとは…」 とそこまで言いかけて口をつぐむ。 「何よ。言いたい事があるのならハッキリしなさいよ‼」 そうティエルノが大声を出した時。「ウォッホン。」という咳払いが後ろから聞こえてきた。 ティエルノが後ろを振り向くとそこには、モジャモジャした髭の少し小太りな男性が立っていた。 「ノビオ先生…⁉」
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