アムールの街

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「えぇ、聞こえましたとも!!」 力強く言うティエルノだったがノビオ先生は微動だにしない。 「チャイムが鳴ったら席につくものだよ、ティエルノ君。サッサと席につきたまえ」ノビオ先生はイライラした様子で教壇へと向かった。ティエルノは内心、ホッとしていた。ノビオ先生は怒ると回りくどい言い方でネチネチと怒るのだ。しかし、今日はどことなくソワソワしているようだった。 「では、教科書32ページを開いて…」 ノビオ先生の授業が始まった。 ブーッ。 ブーッ。 ブーッ。 (ん…?何だ??) フレスコの携帯が震えた。携帯の画面をこっそり覗き見たフレスコは、ガタッと立ち上がって叫んだ。 「な…何ィィィ?!」
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