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穏やかな日差しの中、ノビオ先生の授業が行われていた。皆、これから起こる騒動の事など考えもしなかっただろう。
「あふぅ~ぁ」
ティエルノは小さくアクビを漏らす。眠たげな目をそっと横に向けると、フレスコがにやついた顔で呟いていた。
「覚悟しろよ、泥棒め。このフレスコ様が取っ捕まえてやる!!」
フレスコを横目に、呆れたと思いながらまた一つ、ティエルノはアクビを漏らした。
「あふぁ~ぅ」
こんな穏やかな日を送るのは、今日が最後だったのかもしれない。
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