~§第1章§~

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 天気は良好、一部曇り。  日曜日の今日はなにをするんだい? 『まだわからない。』  君はいつも休みになっても何もしないんだね。 『何もしないんじゃない。何もできないの。やりたいコトはたくさんある。それでも何もできない。』  君は口を尖らせてそういった。  その時風が窓から君の顔に飛び込んできた。  それと同時にカーテンがめくれ、太陽の光も君の顔を目がけて飛び込んだ。君は少し眩しそうな顔をして立ち上がった。  そして窓の外を見た。青々とした空が広がっている。  何か見つけた?  君は私の質問を無視して、それから玄関に向かってゆっくりと歩きだした。
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