姉貴と高校

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「……ところで誠、もうクラス発表されてるぜ!」 おぉ立ち直り早いな 「そうか、なら行くか」 「あっちだぜ」 俺と蛆む……学は、クラスが掲示されている場所へ向かった。 そこには新入生であろう真新しい、制服を着た生徒たちと、少し大人びた顔をした一年、二年とこの学校で過ごしたであろう生徒たちでごった返していた。 「俺のクラスは……2組だ! 誠は?」 「残念ながら2組だ」 「残念ながらって……」 こいつやっぱ面白いな、まぁとにかくクラスが分かったので俺たちはこれから過ごす1年2組に行くことにした。 「ここみたいだな」 俺たちは、綺麗で整ったピカピカの廊下を歩いて、1年2組に着いたのだが…… 「……遠すぎないか?」 そうなのだ、遠いのだ、俺たちは係りの人に道を聞いたのだが、なんと一番遠いクラスに俺達はなってしまった事が判明した。 「ここに一年間通うのかぁ……」 「全くもって納得がいかないんだが……学は体力馬鹿だからいいだろうが」 「ほんとにお前は俺に対して冷たいな」 だって学だからな、しかし早速鬱になってきた…
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