姉貴と高校

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「話があるから座ってくれ!」 教室に戻ると、先生が俺たちに大きな声でそう言い、教壇に立った。 「まず、晴れて入学おめでとう! 私たち教員もお前たちを歓迎する!」 改まって先生が俺たちに凛とした声で言った。 「そしてもう一つ、自己紹介をしてもらおうと思うが、まず私からだ、私の名前は赤坂御子、25歳だ趣味はスポーツ全般だ、これから一年間よろしく頼む!……次は男子の出席番号1番からだ!」 男子からか……めんどくさいな…… こんなことを考えているうちに、俺の番が来たのだが、なんと自己紹介は前に立って行うみたいだ……よくあるパターンだな 「え~っと……白石誠です、趣味はゲームです、一年間よろしくお願いします!」 簡単に終わったな……ん? 趣味からアニメが抜けている? 当たり前だ、言った瞬間楽しい高校生活の終わりが待っている、ところでさっきから女子が俺と目が合うと視線を逸らされるんだが……まさかゲームもアウトだったか!? 「はぁ~……やっちまったなぁ……」 俺は溜息を漏らした、すると俺の次に自己紹介を終わらせた学が聞いてきた。 「どうしたんだ誠?」 「実はな、さっき自己紹介の後に……」 俺は学に目を逸らされたことを教えた。 「お前って鈍感なんだな」 「はぁ?」 意味が分からない、そうこうしている内に、女子の番になったようだ。
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