~ 1 ~ お客様

2/5
前へ
/333ページ
次へ
とある保育園― ?『ただいまぁ!』 生徒『あー!杏おねぇちゃん!! お帰り♪』 杏(あん)と呼ばれた女の子は、今年から高一になる杏仁豆腐大好き娘☆ この保育園を経営している七瀬仁(ななせ・ じん)の娘。世話好きで元気な女の子だ。 杏『んっ。あれ…?そういえば父さんの姿が見えないんだけど…?』 生徒『あぁ!園長先生は客室に行ったよ!』 杏は客室の方を向いて、確認しながら言った。 杏『お客さんでも来たの?』 生徒『ん~~~。知らない。』 杏『そっか!ありがと。』 杏は生徒にお礼を言って家の中に入った。 そのまま自分の荷物をおき、事務室へ向かう。コーヒーを二つ用意して客室へ持っていった。 トントン 杏『父さん?杏です。帰ってきましたがコーヒーを持ってきたので入っていいですか?』 父『あぁ!いいぞ。』 ガチャ 杏は静かに部屋へ入った。
/333ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1112人が本棚に入れています
本棚に追加