~ 1 ~ お客様

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杏『どうぞ…。』 そう言って、杏は仁と客人の前にコーヒーを置いた。 客『ありがとう』 杏『では、失礼します。』 杏はそう言って、部屋を出た。 が、また呼ばれた。 仁『杏、客室に戻ってくれるか?』 杏は仕方なく部屋に入った。 仁『紹介しよう。こちらは夢水柘(ゆめみず・たく)さんだ。 柘さん、私の娘の杏です。』 仁の言葉を聞いてから、柘は立ち上がり、手を差しのべてきた。 柘『初めまして。夢水柘です。 いつも仁さんにはお世話になっています。』 杏『七瀬杏です。』 そう言って手を離し、杏は仁の隣の席に着いた。
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