~ 1 ~ お客様

5/5
前へ
/333ページ
次へ
仁『何を言っている? 躾役として学園に行くのはお前だぞ?』 杏『………………。』 仁『………杏?』 杏は仁の言葉にハッ、としてから言った。 杏『ゴメン。今、幻聴が聞こえた。 もう一回言ってくれる?』 仁『だから、杏が学園に行くんだよ。』 仁は少しイライラしたように言った。 杏『何で!!!』 仁『当たり前だろ? 俺が居なくなったら生徒はどうする?それに俺が学園に行くとしたら先生でだろ?俺、勉強教えられないし……。 という訳で宜しくな☆』 杏『嫌嫌!!!私知らないよ!? てか高校なら決まってんじゃん!』 仁『高校は取り消しといた。』 杏(………;コイツ頭イカれてる(怒)) 仁『それに、全寮制だけど金はみんな負担してくれるってゆうし…。』 杏(このクソじじぃめ!金に釣られたな…。) 仁『おまけに学園に入れば毎日杏仁豆腐食べ放題だってよ!』 杏(!!!!!) 杏『杏仁豆腐!!!』 杏は顔を輝かせた。 仁『行ってくれるか?!』 杏『はい♪学園に行きます!!!』 柘『ならよかったぁ。 じゃぁ明後日入学式だから、明日迎えに来るね!』 そう言って柘は素早く立ち上がり、客室を出てベンツらしきものに乗り帰っていった。 仁『よし!夕飯にするぞう!』 杏『うん♪』 杏は上機嫌で部屋を出た。
/333ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1112人が本棚に入れています
本棚に追加