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持ってるペンを回しながら面倒くさそうに口を開く。 「とりあえず若宮、お前明日から補習な」 「あの、でも部活が…」 「もう引退したんじゃねーの?」 回していたペンを止め、少し焦った様子の生徒を見つめる。 「部活自体は引退したんですけど、趣味というか…。あと夏休み明けのコンクールにもだそうと思ってるのでその為にも」 「へぇ」 別段興味もなさげに返事をする。 「じゃあ…、せめて月水金の放課後な。それ以上は無理」 「わかりました」 .
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