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それは突然だった
幸「お館様ぁ!!
お呼びでしょうか?」
武田信玄に呼ばれた
幸村はスパーンといつも通りに
障子を開け
堂々と武田信玄の前まで
歩いて行き
そして座った
この時まではいつもと同じだ
この時までは
信「うむ…実はのぅ……」
幸村はいつもと違う信玄に
戸惑いながら
ふと思ったことを口にした
幸「お館様
佐助が見当たらないで
ごさりますが……………?」
そう…いつもなら
後ろに佐助がいつの間にか
いるのだが
今日は気配すらも
感じられないのだ…
すると武田信玄は
先程よりもずっと重いオーラを
出した
信「佐助は今日
1日中おらんぞ…………」
幸「何故ですか?」
幸村は不思議でたまらなかった
いつも呼べば
いつもの笑顔で
すぐ来てくれるそんな佐助が
呼んでも来ないなんて
幸村は嫌な予感が
胸によぎった
信「実はのぅ………
佐助はいつ
召されるか分からぬ状態じゃ」
この時幸村は
固まることしか
できなかった
.
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