無くした欠片

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幸「おッ…お館様… ご冗談は止めてくだされ」 しばらく固まっていた 幸村だったが 我に返りようやく口を開いた しかしそんな幸村へ 武田信玄は構わず話を続けた 信「あれは昨夜のことであった」 ……………… 佐「お館様何でしょうか?」 信「うむ…… 実はこの密書を 謙信に届けてもらいたくとな」 佐「軍神にですか? こりゃあ珍しいことを…」 信「そうか?」 佐「とりあえず分かりました」 わしは密書を佐助に 渡すと佐助は烏の羽とともに 消えた その後の報告によると 佐助は密書を渡した帰りに 襲撃にあい 今の現状に至る 幸「そッ……んな……」 幸村は急いで 佐助の部屋に行った …………………… 幸「佐助!!!!」 スパーンと障子を 開くと そこには眠っている佐助が 案の定そこにいた 幸「佐助!!」 「いけません幸村様 佐助さんはやっと治療が 終わって安静にさせないと いけません」 幸「それでは 某はどうすれば……?」 「今はただ隣にいてください」 そういうと医者は出ていった 幸村は佐助の隣に座ると ただじっと座って佐助を見ていた .
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