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便利かもよ?って、何言ってんのよ!
私は、半分焦りながらも半分はやはり好奇心があった。
が、ミチルのように笑顔になる事は出来ず…
上級生と会話を続けるミチルに腕を捕まれたまま、私は照れくささから窓から目線を外した。
「わっ!///」
目線を外し、廊下の中に振り向きざまに、章の顔があった。
私のびっくりした声に、ミチルが腕を放した。
が、そのまま下と話し続けていた。
「びっくりするじゃん!」
章は、ミチルの話している相手を見ようと、窓から下を覗き、すぐ引っ込んだ。
「お前らは、いきなり男漁りかよ?」
そう言いながら、鞄で私の頭を小突く。
「はぁ?ミチルと一緒にしないでよ!しかも章には言われたくない。女の子物色してたクセに」
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