唯一の親友、理恵

6/11
前へ
/166ページ
次へ
「―付き合うなんて、嘘よ」 コギャル女子は少しほっとしていたみたいだ。 「ただ1回ヤっただけよ。なのにあんたの彼氏が本気になっただけ」 それから理恵はお洒落コギャル達から無視される様になった。 理恵は無視されることに全く気にせずに、むしろ堂々と通っていた。 いつも男と一緒にいて、しかも見るたび違う男と一緒にいた。 幸子は理恵を常に意識していた。 そして、体育の授業で、バスケットボールのパスの練習で二人一組にならなければならなかった。 理恵は一人取り残されていた。
/166ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1884人が本棚に入れています
本棚に追加