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ようやく解放されたのは24時だった。
「あ~もう…疲れた…」
幸子はハイヒールを脱ぎ捨て、ワンピースも脱いでソファーに放り投げた。
冷蔵庫にある缶ビールを取りだし、半分ほど流し込んだ。
徐々に気分が落ち着いてくる。
次第に眠気が襲ってソファーに倒れ込み、物凄く重要なことを思い出し、飛び起きてテレビをつける。
「ああ…嘘…」
もうすでにエンディングの字幕が流れていた。
いつも大好きなジョセフ様に会える日を楽しみにしているのに、あの二次会なんかのせいで見られなかった。
(―最悪。録画しておけば良かった…。)
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