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「金はいらない。呼び止めて悪かったな。」
冷静になり応える。
こんな奴と関わらない方がいい。
俺とした事が。
下らない。
もうコイツは無視しよう。
附に落ちない所もあるが。
・・・今となってはどうでもいい。
帰ろう。
そう思い奴に背を向けた。
しかし、またあの関西弁が聞こえてくる。
「自分・・・素人やないな。あれは、ただの喧嘩の動きや無いわ。」
見られてたのか。
その通りだがお前には関係の無い話。
俺は無視して歩き出す。
「まぁでも暴れる手間が省けて良かったわ。」
そう言いながらアイツも反対方向へ歩き出した。
ふと、さっき附に落ちなかった事が気になった。
「お前、何でこんな場所に来たんだ?」
足を止め、振り返らず声をかけた。
するとまた訳の解らない返事が来る。
「あ~?俺っ?
俺なぁ¨用心棒¨やってんねん。いうても自称やけど。」
・・・用心棒?
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