全ての始まり

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「まず1つ。俺は昨日この街に越して来た。明日からは青徳の2年に編入する。」 二人はマジかと言わんばかりに顔を見合わせニヤつきながら俺を見る。 いいカモが出来た。 そう言いたいんだろうな。 「そうか。なら同じクラスになったら可愛がってやるよ。まぁ違うクラスでも毎日会いに行くけどな。ギャハハハハハハ」 茶髪のメッシュ頭が笑いながら言い、弟も続いて笑っている。 茶髪のメッシュとタメか。 どうでもいい。 「話の続きだ。明日から二度と俺に近寄るな・・・バカが移る。」 二人は笑うのを止めた。 「2つ目。お前達、高校生にもなって兄弟仲良く下校中か?気持ち悪いにも程がある。」 二人は怒りの形相を見せる。 「兄貴、コイツやっちまおうぜ。マジでムカつく。」 「あぁ。金取るだけじゃ済まさねぇ!テメェ言いたい事はそれだけか?」 俺は更に挑発を続ける。 「頭悪いな。俺は言いたい事は2つと言った。今の質問に何の意味がある?」 「殺ス!!」 二人が同時に襲い掛かって来た。
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