社宅の友人

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百合はいつもに比べ、今夜は一段と饒舌になっていた。 「誰のフォローしてたの?そんなに調子良くない子がいるんだね。」 幸子が言う。 「新卒の男の子だって。よく旦那から名前出るんだよ。何だっけ…あ!鈴木君だったかな。」 百合が幸子に向けて言った。 一瞬、遥の表情が変わったのを、幸子は目の端で捉えていた。 「…どうかした?」 幸子が、遥に聞く。 .
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