社宅の友人

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翌日、 夕方を過ぎた頃に、幸子は遥の携帯へ連絡を入れた。 昨日の遥の表情が気に留まったからだ。 呼び出し音をしばらく聞いた後に、遥が電話に出た。 「もしもし?遥ちゃん?」 「幸子ちゃん。どうしたの…?」 遥の電話口からは、水の流れる音が聞こえる。 「あ、ごめんね。今大丈夫だった?」 幸子が尋ねる。 「うん、大丈夫。洗い物してただけ。…で?どうした?」 .
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