♥♠早朝、校舎裏♦♣

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「……。」 行き場のなくなった手を上げたまま、涼子はキョトンとした目で立ち去る璃央を見つめる。 「…ヘぇ、気が強いのも悪くない。気に入ったよ、会長。」 涼子は不適な笑みを浮かべ登校してくる生徒達を見下ろす。 璃央はゾクリと身震いをした。 何かとんでもないことが起きそうな嫌な予感を覚えながら… 早朝、校舎裏。 チャイムが鳴り響く少し前の出来事であった。
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